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【石川】

少し昔の日々を知る 内灘の竹田さん 収集品展示

2010年2月4日

古地図などに目を凝らす児童=内灘町宮坂で

写真

教科書、古地図…明治〜昭和の800点紹介

 内灘町緑台1、竹田菊夫さん(66)が趣味で集めた明治から昭和の雑誌、地図、玩具などを展示した「まちかど民俗学〜ワンダーランドちょっと昔の暮らし展」が3日、内灘大橋わきの町歴史民俗資料館「風と砂の館」で始まった。             (山森保)

 竹田さんは同町文化財保護審議委員。約二十年前から、明治−昭和の古地図、書簡、絵はがきなど郷土にちなんだ資料や、当時の暮らしぶりを伝えるモノを集め、約一万点を所蔵している。

 コレクションの中から明治や昭和の教科書、金沢の古地図、新聞・雑誌、メンコなどの玩具、富山の置き薬の薬袋など約八百点を展示。元加賀藩士で第四、五代金沢市長(官選)の渡瀬政禮(まさのり)の書状があるほか、浅野川電鉄(北鉄浅野川線の前身)や「北陸の宝塚」として知られた粟ケ崎遊園の開設(一九二五年)に携わった実業家平沢嘉太郎が経営した材木店のちらし「引き札」などもある。

 メンコは粘土や鉛製から板、ボール紙へと時代とともに素材の変遷が分かり、興味深い。

 八十出泰成町長らがテープカットした後、大根布小三年生が竹田さんの案内で見学し、展示品に目を凝らした。入場料二百円、高校生以下は半額。二十一日まで。

 

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