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訪問:台北の小学校教師ら4人、統治下の日本人元教師を /愛知

村瀬正章さん(中央)を囲んで語り合う台北市立蓬莱国民小学校の教師ら=刈谷市の村瀬さん宅で
村瀬正章さん(中央)を囲んで語り合う台北市立蓬莱国民小学校の教師ら=刈谷市の村瀬さん宅で

 ◇戦時中の学校の様子を記念誌に

 刈谷市銀座6の郷土史研究家で三河地域史研究会代表、村瀬正章さん(94)宅に1日、かつて村瀬さんが教職に就いた台湾の台北市立蓬莱国民小学校から教師ら4人が訪れた。4月3日開催の創立100周年記念式典へ招くとともに、在任当時の同校の模様を詳しく尋ねた。村瀬さんは招待に応じ、4月1日に台湾へ向かう。

 村瀬さんは、台湾が日本領だった1935年から日本の敗戦後の46年まで、台湾の3校で教師を務めた。そのうち41~43年が当時の蓬莱国民学校だった。太平洋戦争で社会全体が緊張していたが、子供たちの教育に一生懸命だったという。

 訪れた4人は女性教師2人とカメラマン1人、通訳1人。戦時中の模様を知っている同校関係者がほとんどいないため、村瀬さんから話を聞いて記念誌に載せる計画だ。村瀬さんのアルバムに張られた当時の校舎や児童、行事の写真を見ながら、さまざまな質問をし「先生の思い出話は学校の貴重な歴史」と話した。

 村瀬さんは「台湾で過ごした教師時代は人生で最も思い出深い。記念式典で当時の模様を伝えたい」と語っていた。【安間教雄】

毎日新聞 2010年2月2日 地方版

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