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2010年2月3日(水) 19:10 |
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岡山出身の有吉道夫九段が引退
将棋の現役最年長で、岡山県備前市出身の有吉道夫九段が、2日、第68期名人戦C級2組の順位決定戦で敗れ、引退が決まりました。
有吉道夫九段は、1935年生まれの74歳、倉敷市出身の故・大山康晴十五世名人に師事し、1955年にプロ棋士になりました。 対局は、2日大阪市の関西将棋会館で行われ、松本佳介六段に敗れ、今期の対戦成績が2勝7敗となりました。 残り1局を勝っても有吉九段が在籍するC級2組に残ることができず、さらに下のクラスにも定年規定があるため、自動的に引退が決まりました。 引退が決まった有吉九段は、「プロとして55年間勝負してきたのだから寂しくないとはいえないが、長い間やってきたことに対して満足感はあります。 一つの区切りとして、今後は子供達に将棋を教えていきたい」と話しています。
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