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【偽りの果てに】(上)恵まれた“名家”の娘、犯罪に手を染めたその原点は… (2/3ページ)

2010.2.1 22:04
このニュースのトピックス結婚詐欺・連続不審死
木島佳苗容疑者と死亡した男性たちとの関係木島佳苗容疑者と死亡した男性たちとの関係

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 木嶋容疑者の中学の卒業文集には、こんな一節が記されている。

 「組織の中で部品化しているような大人達に、善人顔して、教育という名の嘘(うそ)を教えられているようで耐えられなかった」「大人の世界はいろいろ難しいみたいだから、勉強しなくちゃいけないな」

 実際に、中学に入ったころから木嶋容疑者の行動には、周囲が首をかしげるものがあったという。

 「小学6年生で学校に化粧道具を持ってきたり、口臭スプレーを使ったり、プライドが高いというか、大人ぶっている感じがした」と同級生の男性。「何でも買ってくれた。その金は、年上の男性からもらっているんじゃないかという噂(うわさ)があった」と振り返る。

 “名家の娘”らしからぬ不可解な行動は地元高校を卒業してからも続く。就職先は大手ファストフード会社としていたが、同社は「勤務実態はない」と説明。卒業の3年後に入学した関東の大学は、1年後に学費未納で退学になった。

 平成15年にはネットのオークションサイトでパソコン売買の偽の告知を出し、10万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕された。

 木嶋容疑者は高校の卒業アルバムに、幸せな結婚生活を望むこんな文章を載せていた。

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木島佳苗容疑者と死亡した男性たちとの関係
木島佳苗容疑者を巡る流れ

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