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料理人の心得7項目 「食の都・大阪」スタイル宣言

2010年2月3日

 大阪の食にかかわる産官学の関係者が「食の都」としての大阪のブランド力向上に取り組む「食の都・大阪」推進会議(代表=小嶋淳司・大阪商工会議所副会頭、松本孝・ミナミまち育てネットワーク執行役)は2日、大阪市中央区の高級料亭「高麗橋吉兆」で料理のジャンルを超えた大阪に共通する食の特徴と心構えを示した「食の都・大阪スタイル宣言」を発表した。

 同宣言は「すべてはお客様が楽しく味わうために」を「大阪スタイル」の基本とし、「(素材の持ち味を生かした誰もが旨(うま)いと思う味)『喰(く)い味』を追及し、提供する」「ダシにこだわり、素材を余すことなく生かす」「良質な値打ち感を提供する」−など7項目の目標をまとめたもので、大阪を代表する料理人たちからの聞き取り調査を実施して作成。松本代表が「先達が守り続けてきたものを引き継ぎたい」とあいさつし、小嶋代表が宣言。「大阪スタイル」の維持向上、普及に取り組む決意を示した。

 3月15日にキックオフイベントとして、大阪を代表する料理店が和洋中のジャンルを超えてコース料理を提供するイベントを開催するほか、「大阪スタイル」を学んでもらう講習や料理コンテストなどの事業を予定している。