石川議員が民主離党へ 虚偽記入事件で小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、4日に起訴されるとみられる元秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)=北海道11区=が民主党を離党する方向になった。政府筋が3日夜、近く離党するとの見通しを示した。小沢氏は東京地検特捜部の不起訴方針を受けて、続投する公算が大きい。石川議員は弁護士に「議員の立場に執着はないが、一人では決められないので支援者と相談したい」と話しているという。 鳩山首相は3日夜、石川議員の出処進退に関して記者団に「基本的にはご自身で考えるべきことだ」と述べ、自発的な進退判断が望ましいとの認識を示した。 小沢氏に関しては「今、人事を考えているわけではない。この時点で、幹事長として仕事をやってもらいたい」と強調。その上で「事態を冷静に見守るばかりだ」と述べ、4日の東京地検の捜査に基づく処分内容を注視する考えを示した。 小沢氏は1日の記者会見で、自らが起訴された場合には辞任は不可避との認識を示したが、逆に立件されなければ続投の意向とみられる。ただ、石川議員への監督責任は認めており、民主党内で参院選に向けて辞任論がくすぶる可能性もある。 【共同通信】
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