安治川親方一問一答「気持ち的に辞める気はなかった」

　日本相撲協会の理事選で立浪一門を造反し貴乃花親方（３７）への投票で退職を明言していた安治川親方（３６）＝元幕内・光法＝が３日、両国国技館で退職の撤回を表明した。

　―どうして一夜で考えが変わったのか。
  「昨日は一門に迷惑をかけたことで身を退くのが一番だと思っていた。今日、友綱親方と話して『勉強し直せ』と言われました。気持ち的には辞める気はなかったので、それだったら勉強し直そうと思った」

　―今回の行動について。
  「大島親方の落選は残念。一門の大切さが分かりましたが、その枠を超えて貴乃花親方（以後、貴親方）への気持ちは今も変わらない」

　―なぜ貴親方に入れた？
  「若い考えを協会に取り入れられたらと思って」

　―事前に投票の打診は？
  「なかったです」

　―２年後も貴親方や一門外の人に投票するか。
  「２年間の親方の働きぶりを見て判断したい。ほかの人に関しては、その人の生きざまを見て協会のためと思ったら」

　―今後、一門に居づらいのでは。
  「目指すところは一緒ですから」

　―今回の責任をどのようにしてばん回するか。
  「とにかく自分のできる範囲で頑張りたい」