節分祭の豆まきに参加し、参拝者と笑顔で握手をする貴乃花親方=京都府宇治市
大相撲の貴乃花親方(37)=元横綱=が3日、日本相撲協会の理事選での“造反者捜し”撲滅に動く考えを示した。この日、京都府内で豆まき行事に参加後、スーツ姿で報道陣の前に現れた。4日の理事会で犯人捜しをやめるよう訴える可能性には「いつになるかわからない」と否定しつつも「無記名投票という公正な選挙の意味をしっかり追求していきたい」と中長期的に取り組む考えだ。
貴乃花親方は4日の理事会の懸案事項の一つに「朝青龍問題の真相解明をよく話していきたい」と掲げた。役員待遇として出席した理事会では発言がほとんどなかったという証言が多い中、今後は責任が重い理事としての姿勢が求められる。「安治川さんの1票は次の世代につながる大きな一歩」とするなら、なおさらだ。
(2010年2月3日)