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知人男性への泥酔暴行問題で渦中の横綱・朝青龍(29)=高砂=の騒動への発端が3日、捜査関係者への取材で分かった。朝青龍は東京・六本木のクラブ前で男性に「頑張って下さい」と声を掛けられると「オレに頑張れとは何だ」と激高し、男性を車に乗せたという。騒動の発端が知人の激励へのブチ切れとは何ともお粗末。4日には理事会と臨時の横綱審議委員会が開かれ、お騒がせ横綱にどんな意見が飛び出すか注目される。
朝青龍の泥酔暴行問題の新たな真相が発覚した。捜査関係者によると、騒動が起こった1月16日早朝。六本木のクラブで深酔いするまで飲酒した横綱は、路上に出ると多数のファンに囲まれたという。
危険を感じた知人男性が朝青龍とファンの間に割って入った。問題はこの時に起こった。男性が「横綱、頑張って下さい」と激励すると「オレに頑張れとは何だ」と怒り出し、男性を自分の車に乗せたという。朝青龍の運転手が西麻布方面に向かったが、途中で男性が自らドアを開け、西麻布の路上で飛び降りた。たまたま、近くにいた交通事故処理中の麻布署員に「車内で殴られた」と訴え、パトカーが出動する大騒動に発展した。
一連の問題が発覚してから暴行したとされる朝青龍の動機は不明だった。それが今回、「頑張って下さい」の激励への激高とは何ともお粗末。これまで高砂親方(元大関・朝潮)は騒動が起こった当時を「酔って記憶がない状態」と強調していたが、知人のかけ声にしっかりと反応しているとすれば、親方が表現するほどの深酔い状態も疑わしい。何より「勝てばいい」との朝青龍の哲学は、泥酔状態でも貫かれていたことは過去の不祥事の反省が生かされていないことの証明で、この横綱の思い上がりの甚だしさの象徴とも言える。
警視庁麻布署は、このやりとりがトラブルの発端との可能性があるため、男性から事情を聞き詳しい事実関係を調べるとともに、朝青龍からも任意で聴取する方向で検討している。厳しい状況の横綱だが、一方で朝青龍側の弁護士が2日に男性との示談書を同署に提出したことが判明。示談書は1月29日付で、被害届を提出せず「このたびのことについて許す」という趣旨が記載された上に暴行の事実は触れられていないという。
現在、相撲協会は朝青龍の処分へ調査委員会を発足し、独自に真相究明に動いている。2日には朝青龍のマネジャーと運転手を聴取。今後は「高砂親方と朝青龍本人も聞く予定」と友綱委員長(元関脇・魁輝)は明かす。処分へのポイントは暴行の事実だ。相手側との示談書で暴行があいまいなら朝青龍に大甘裁定が出る可能性もある。横綱が直面する解雇という現実から一筋の光が見えてきた。
(2010年2月4日06時03分 スポーツ報知)
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