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大毅、敵は減量苦…初の絶食も辞さず

 予備検診を受ける亀田大毅=大同病院
 予備検診を受ける亀田大毅=大同病院

 「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(7日、神戸ワールド記念ホール)

 挑戦者・亀田大毅(亀田)が絶食覚悟で世界奪取に臨む。2日、都内で予備検診が行われ、大毅が減量苦を告白した。昨年10月の世界戦後に通常の体重が3キロ近く増え、汗の出にくい冬場であることが大きな要因となっている。予定通りに体重が落ちなかった場合は、絶食の最終手段に踏み切る。

 王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)との試合を5日後に控え、減量の苦しみはピークを迎えつつあった。本格的な減量に入った1月27日から減量食に切り替えた。昼と晩、食卓に並ぶのは脂身の少ない、馬刺しとまぐろの赤身に、父・史郎氏特製のスープだけ。食事の量は減っても練習量は変わらず、減量による疲労に見舞われている。

 過去17戦で絶食したことはない。Sフライ級時代は計量前日まで普通に食事をしていたほどで、減量苦とは無縁だった。「今回が一番減量がきつい。寒くて汗も出ないし。何日間か、絶食せなアカンかもしれへん」と覚悟を口にした。ただ、減量以外は順調で「減量がうまくいけば世界チャンピオンや」と、リベンジへ向けて意気込んだ。

(2010年2月2日)
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