公開スパーリングで軽快な動きを見せるデンカオセーン・カオウィチット=大阪市・ハラダジム
「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(7日、神戸ワールド記念ホール)
王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)が“焼き肉パワー”で王座防衛を目指す。3日、大阪市内のハラダジムで練習を公開し、万全の体調をアピールした。前日には同市内の焼き肉店で大好物のカルビを食べた。計量がある6日まで焼き肉店に通い続け、王座防衛後は焼き肉店で祝勝会を行うプランも明かした。
帯同した通訳によると2日夜、王者はトレーナーらと焼き肉店に出向いた。周囲に脂肪の少ないハラミやタンを勧められても、頑として譲らずカルビを口に運んだ。来日するたびに必ず焼き肉店でカルビを食べるという王者は「カルビ、サイコー」と親指を立てながら日本語で言い放った。
本人によると体重は約52キロで、リミット(50・8キロ)まで約1キロ。前回の対戦から亀田大毅(亀田)の右ボディーに弱点を見いだした王者は「体調はばっちり。100%勝つ。今回は右ボディーで倒す」と豪語。「ベルトを守ってカルビを食べる。カルビ、サイコー」とカルビのことしか頭にない様子だった。
(2010年2月3日)