今日も一緒にプロレスを楽しみましょう

　朝青龍の個人マネージャーを辞職した一宮章広氏は、ＤＤＴで活躍した一宮章一氏の実弟。兄・章一氏は偽造した運転免許書を所持した容疑で逮捕されたことを逆手に取り「偽造王」として、橋本真也や高山善廣、北斗晶、ブル中野など人気レスラーのリングコスチュームや仕草などを「偽造」して活躍した。
　今回の問題の真相は藪の中だが、弟が暴行事件の被害者を自分であると「偽造」したことになる。不謹慎なことは承知の上で言わしてもらうと、兄はプロレスでそして弟は大相撲でそれぞれ偽造し、偽造兄弟となった。
一宮章広氏のブログのプロフィルによると、長所は「先回り」で短所は「人を追い込む癖」。一つだけ願いが叶うとしたら「誰かを救いたい」。前世は何だったと思うか「詐欺師」。そして「横綱は神様」・・今回の一件を暗示するような記述が連なっていた。プロファイリングしている気分でそれらを読んだ。
　 被害者は自分であると名乗り出て事態を収拾しようとしたのは一宮章広氏の独断なのか、それとも・・。いずれにせよ、心技体というが、心の欠けた横綱の魅力もまた欠けたのは言うまでもない。
　角界には貴乃花親方が理事に当選し、ひと足早い春の嵐が吹き荒れた。とはいえ、朝青龍には大甘処分が下される可能性も出てきたという。朝青龍の一連の騒動にどんな幕引きがされるのか、何とも興味深い。