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【大相撲】

安治川親方、退職を撤回 一門からの慰留受け入れる

2010年2月3日 22時45分

 記者会見で退職の意向を撤回することを表明する安治川親方。右は友綱理事=3日午後、東京・両国国技館

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 1日の日本相撲協会理事選挙で一門の枠を超えて貴乃花親方(元横綱)に投票し、協会を退職すると表明していた立浪一門で元幕内光法の安治川親方(36)=本名峯山賢一=は3日、東京・両国国技館で記者会見し、退職の意向を撤回した。一門からの慰留を受け入れた形で、一門からの処分はない。

 安治川親方は2日夜、けじめとして3日に退職届を提出する方針を示した。しかし3日、一門の総意を預かった友綱理事(元関脇魁輝)と会談。安治川親方は「やめたかったわけではない。ただ責任を取ろうと思って」と説明し、友綱理事の「それなら協会に残って、また勉強し直したらいい」との言葉で翻意した。ただ安治川親方は「貴乃花親方を支持する気持ちは変わらない」としている。

 一連の騒動に対し、監督官庁の文部科学省から相撲協会に事実確認の問い合わせもあった。

 処分を科さなかった理由について、友綱理事は「一門で(退職という)そこまでの話にはなっていなかった。彼は今後、きついことを言われるかもしれないが、それに耐えて勉強するのも責任の取り方だ」と話した。

(共同)
 

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