パリ(CNN) パリ郊外のシャルルドゴール空港で2000年7月25日に発生したエールフランス(AF)航空の超音速旅客機コンコルドの炎上、墜落事故の裁判が2日、開廷した。審理は約4カ月続く見通し。
事故では乗客100人、乗員9人、地上で巻き込まれた4人が死亡。コンコルド設計者、型式証明の責任者ら計5人が計画性のない事故殺人などの罪で起訴されている。米コンチネンタル航空機と社員2人も被告となっている。エールフランスは責任を問われていない。
仏検事局は既に、コンコルドの直前に離陸したコンチネンタル航空機が滑走路に落とした金属片のチタン合金板が原因とする報告書を裁判所に提出している。この合金板をコンコルドの車輪が踏んでパンクし、飛び散ったタイヤ片で主翼内の燃料タンクが損傷して出火につながり、墜落したと推定した。
裁判では、燃料タンクの防護面での設計ミスの有無などが争われるとみられる。また、コンチネンタル航空は不適切な合金板取り付けでの責任を問われる見通しとなっている。
2日の審理で、同航空の弁護士は、サルコジ大統領以前の大統領はコンコルド機の技術革新の必要性を認めていたと指摘。コンコルドの炎上についても、タイヤが合金板を踏む前に発生していたと主張した。