スペシャル

アニメ『裏切りは僕の名前を知っている』合同取材

保志総一朗さん (夕月役)	[ 1 ]	繊細な感じの少年です。前世の記憶が無いので、ルカや祗王家の人達の登場で戸惑っているみたいですね。これまで養護施設で暮らしていたところから急展開で、自分の過去を知っている人たちが関わってきて、どうしたらいいのかわからないまま事件に巻き込まれている感じです。自分の知らない能力も、その中で引き出されてきて…物語に翻弄されている少年です。
	[ 2 ]	すごくピュアなキャラクターですね。前世の記憶が一切無く、物語の始まりとともに一から知っていくという設定なので、真っ白な気持ちで臨まなくては…と思っています。演技の細かいニュアンスにもこだわった作品なので、神経を集中させていますね。夕月のような澄んだ少年の声というのは最近では珍しいので、収録の前の日はお酒を飲まないようにしています。（笑）
	[ 3 ]	「キャラクター」ですね。すごいです、色々。

櫻井孝宏さん （ルカ役）	[ 1 ]	重い宿命を背負った、切ないキャラクターですね。ずっと夕月のことを守っています。
	[ 2 ]	一見、ダークでクールなキャラクターなのですが、夕月に負けず劣らず、すごく純粋で一途なキャラクター設定ですので、気をつけなければいけない部分はたくさんあります。夕月を大事に思っている、夕月を守る・・・という意思がぶれて見えないように気をつけています。
	[ 3 ]	ひとりのことをみんなが大切に思っていて、“ここにいてもいいんだよ”と声をかけてくれる。そんな優しさや思いやりの気持ちが、見ている人のパワーにもなるのでは…と思っています。

井上麻里奈さん （十瑚役）	[ 1 ]	弟の九十九が大好きで、いつも九十九の傍にいます。能力的には攻撃専門で、「戒めの手（ツヴァイルト）」として九十九とペアで戦っています。大好きな夕月ちゃんを守るべく日々がんばっています。今の段階では、ルカとの中はハッキリしませんが、噂によると割りと好きみたいです。（笑）
	[ 2 ]	あまり感情を表に出さないキャラクターが多い中で、割と十瑚は感情を表に出すキャラクターなので、作品の雰囲気の中でバランスをとるのが難しいですね。十瑚のシーンで、等身が小さくなってギャグキャラ化する場面も、どこまでやっていいのかなといつも探りながら演じています。
	[ 3 ]	美形キャラ！

福山潤さん （九十九役）	[ 1 ]	十瑚がお姉ちゃんということで、姉弟で「戒めの手（ツヴァイルト）」です。夕月を守り、十瑚も守ると言っている、動物と話せる心優しい人。男女の姉弟の男の子なのですが、意外と防御系で、攻撃力はあまりありません。「解縛（カイバク）」という能力で、悪魔（デュラス）を封じ込めます。
	[ 2 ]	天然キャラという部分もあり口数も多くなく、ぼそぼそと話すキャラクターなので、お腹から声を出さず、胸式で話すようにしています（笑）
	[ 3 ]	「耽美」ですね。

小野大輔さん （焔椎真役）	[ 1 ]	夕月を守る、「戒めの手（ツヴァイルト）」の一人です。愁生とすごく仲が良い。　愁生との過去に、自分の特殊能力「神の声」に起因した出来事があって、声を出すことに非常に重い宿命を負っています。そういうこともあって、他人に対してぶっきらぼうな言い方をしてしまったり、なかなか人に優しくできなかったり、やはり、焔椎真も切ないキャラクターだと思います。
	[ 2 ]	言葉を発すること自体に深い業を背負っているので、声を出すにあたっては、「焔椎真自身」もその都度で意味合いを考えながら話しているんだろうなと思っています。荒々しい言動の中にも、そういった相手に対するいろんな思いを込めた上で、声に乗せたいと思って演じています。
	[ 3 ]	「切なさ」で。

宮野真守さん （愁生役）	[ 1 ]	「戒めの手（ツヴァイルト）」として、夕月を守る役目です。「ロックセプト（結界を張る技）」もできます。焔椎真とは過去にある出来事があり、それからというものいつも一緒にいます。すごく仲良しです（笑）
	[ 2 ]	愁生は、常におだやかで、やわらかい雰囲気。今のところ、あまり多くを語らないし自分のこともほとんど話さないので、ちょっとミステリアスな部分がありますね。その中で、大きく変えることはしませんが、心を許しているのは焔椎真だけ（？）、という気持ちの現れが端々に出れば…という思いを抱いて演じています。
	[ 3 ]	気持ちのつながり、絆がメインになっている物語の中で、意外に「バトルものでもあるんだ」と思わせてくれる戦闘シーンが面白いなと思います。

子安武人さん （天白役）	[ 1 ]	祗王家の当主というか、「戒めの手（ツヴァイルト）」を率いて、夕月を守らせている立場ですね。どうやら権力者らしく、裏から手を回して、大体のことは出来そうな感じ。国家警察などにも入り込み、得体の知れないものと戦っています。
	[ 2 ]	天白はこの中では一番大人な役回りで、かつ物語上すべてを把握している設定なので、ある信念の下に動いている、というのが見えなくてはいけないなと思っています。全体的に、キャラクターそれぞれも感情をあまり載せないような流れなので、天白も、一見何を考えているかわからないような感じで演じています。
	[ 3 ]	「色気」で（笑）。

石田彰さん （若宮奏多役）	[ 1 ]	夕月と同じ施設で育ち、夕月を弟のように可愛がっていて。一足早く社会に出て、これから夕月をサポートしようと思っていた矢先に、色んなことが奏多さん自身にも起こってしまって…どういうことでそうなっているのか、追々明かされていきます。見守ってください。
	[ 2 ]	奏多さんは、「無害な、いい人」から出発して・・・話が進んでくると、「この人は何を感じているんだろう」「何を隠しているんだろう」「何を思っているんだろう」という部分がだんだん見えてくると思うので、後々は「あの優しかった奏多さんが！？」と思ってもらえるように、がんばります。
	[ 3 ]	「愛しさ」で。

一同	仕事ですから言えます！完璧です！練習してます！（一同爆笑）

保志総一朗さん (夕月役)	かなり待ちわびているファンの皆様だと思いますが、そこは期待を膨らませていただいて…（笑）オンエアの日まで、その期待以上のものが出来るように我々も頑張っていきたいと思っています。アフレコは進んでおりますが、この独特の裏僕の雰囲気が、完成することによってどうなるのか、演じている我々も楽しみにしています。オンエアまで、ファンの皆さんと一緒にその時間を共有して、心待ちにしていきたいと思います。長い付き合いになるかと思いますが、よろしくお願いします！

櫻井孝宏さん （ルカ役）	いよいよアニメ化です。今までのアフレコの印象ですが、すごく独特の間合いと距離感があるように思います。繊細に生きる「彼ら」をぜひ見てください。

井上麻里奈さん （十瑚役）	原作を読ませていただいた時から、この切なくて繊細で美しい世界観が映像化されることを、私自身楽しみにしていたので、こうしてアフレコが始まって、私も期待でいっぱいです。皆さんも是非楽しみにしていてください！

福山潤さん （九十九役）	皆さんの目に届くころには、期待を裏切らない感じでお届けできると思います。もう少しです！

小野大輔さん （焔椎真役）	とても静かで、穏やかで、美しい世界観です。そして、人の熱みたいな部分もしっかり入った熱い展開もあるので、是非いろんな人に見ていただきたいです。

宮野真守さん （愁生役）	ドラマCDから引き続き、愁生を演じさせていただけることを嬉しく思っています。アニメで動く愁生、そしてみんなの活躍を見られるのを、僕自身楽しみにしています。皆さんも楽しみに待っていてください！

子安武人さん （天白役）	いよいよ始まる・・・ということで、是非とも最後まで、アニメの方はどのようなストーリーでどのようなケリが付くのかを、皆さん心待ちにしていてください。

石田彰さん （若宮奏多役）	アニメーションの『裏僕』が2010年春オンエアスタート！という情報は、皆さんを裏切らないので、是非楽しみに待っていてください。