トヨタ自動車の佐々木眞一副社長は3日夜、前原国交相に対して、海外で頻発するリコール問題や新型『プリウス』でブレーキが一時利かなくなるという苦情などが寄せられていることについて、説明した。
トヨタ佐々木副社長「トヨタユーザーはトヨタのフィーリングに慣れている」
新型『プリウス』に関して国土交通省リコール対策室に寄せられた情報に関して、トヨタ自動車の佐々木眞一副社長は3日夜、「苦情は聞いているが、その内容から不具合なのか苦情なのか精査しないとわからない」と答えた。
同日夜の前原国交相との会談後、記者団の前に現れた佐々木氏は、国交省リコール対策室が把握する14件の不具合情報について、どう対応するのかとの問いにこう答えた。
「フィーリングの問題なので、お客様が望むフィーリングになるよう、例えばブレーキをちょっと踏んだだけでぎゅっときくようになるのか、それともちょっと踏んだだけでぎゅっときくのは嫌だというのか、いろいろありますね」
また、新型プリウスのユーザーの一部がブレーキに関して違和感を覚えていることについては「トヨタのお客さんはトヨタの(ブレーキの)フィーリングにお慣れになっていますので、多少それと違うことが起きると、それはちょっと悪いということになりますので」という見解を示した。
また、内容によっては、さらに調査するとした。
トヨタ佐々木副社長、国交省で事情説明
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