岡山放送局

2010年2月3日 20時44分更新

岡山市の入札予定価格が漏洩


岡山市が先月25日に行った中高一貫校の校舎移転に伴う解体工事の入札で、本来、非公表の入札予定価格がホームページで閲覧可能になっていたことがわかりました。

ミスがあったのは、先月25日に行われた岡山市立岡山後楽館中学校・高校の校舎の移転に伴う解体撤去工事の入札です。

岡山市によりますと、市のホームページに載せていた入札情報を示すデータのうち、入札予定価格や積算の内容などのデータが閲覧できるようになっていると入札後、業者から市に指摘があったということです。

市が調べたところ、入札予定価格や積算の内容などのデータは、ホームページ上では見えないようになっていましたが、コピーした場合、数字が見えるようになっていたということで、同様のミスは今年度あわせて15件にのぼるということです。

市は、今回の入札に参加した業者20社から提出された書類を確認し、聞き取り調査を行った結果、情報の漏洩は入札価格に影響を与えていなかったと判断し、入札のやり直しは行わないとしています。

岡山市は非公表のデータが見えないようにすでに対処したほか、今後は適切な処理を行うよう各部署に通達したということで、市契約課の大杉誠課長は「公正な入札が行われず、申し訳ない。再発防止を徹底したい」と話しています。