(cache) 中央府省の幹部候補に適格性審査 公務員法改正案 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 中央府省の幹部候補に適格性審査 公務員法改正案

     中央府省の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」を内閣官房へ設置するため、政府が今国会に提出する国家公務員法改正案の概要が3日、明らかになった。幹部人事で官房長官による適格性審査を実施。合格者を幹部候補名簿に登載し、その中から閣僚が選ぶ仕組みとする。官邸主導の人事制度で各府省に「にらみ」を利かせる狙いだ。

     来週にも閣議決定し、予算関連法案として国会に提出。4月1日から実施する方針だ。

     新設される内閣人事局長は官房副長官を充てると規定。政府は、政務の官房副長官のうち旧通産省での勤務経験があり公務員制度にも詳しい松井孝治官房副長官を起用する方向で調整している。

     幹部候補名簿には、首相が公募して合格した民間人も掲載する。新制度移行に際しては現在の各府省幹部職員にも審査を実施する考えだ。

     事務次官級から局長級への降格など柔軟な配置転換を可能にするため「次官と局長は同一の職制上の段階に属する」と明記。人事局では抜本的な公務員制度改革の具体案づくりも担当する。

     天下りを監視する「民間人材登用・再就職適正化センター」も4月1日に内閣府に設置。

      【共同通信】