個人事務所を出る民主党の小沢幹事長=3日午後6時27分、東京都港区 小沢氏、嫌疑不十分で不起訴 東京地検特捜部が方針小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による2004年の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反の疑いで告発されていた小沢氏を嫌疑不十分で不起訴とする方針を固めたもようだ。 地検は同日、上級庁と協議。虚偽記入に関する小沢氏の指示や了承などを裏付ける立証が不十分と判断し、元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)を起訴する拘置期限の4日に合わせ、刑事処分することを確認したとみられる。 特捜部は石川容疑者のほかに、会計責任者だった公設第1秘書大久保隆規容疑者(48)=公判中=を追起訴、元私設秘書池田光智容疑者(32)については関与の程度をさらに検討、処分を決める見通し。 石川容疑者の逮捕容疑は、土地購入費などに充てられた4億円の収入と、土地購入費約3億5200万円の支出を04年収支報告書に記入しなかった疑い。大久保容疑者は池田容疑者と共謀し、07年支出の4億円をその年の収支報告書に記入しなかった疑い。 小沢氏は、石川容疑者らの共犯として市民団体から告発されていた。 【共同通信】
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