(cache) 漁船銃撃、途絶えた記録4時間半 区域外の漁を隠す目的か - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  【PR情報】
  【PR情報】
  •  ニュース詳細     
  • 漁船銃撃、途絶えた記録4時間半 区域外の漁を隠す目的か

     北方領土・国後島沖で日本漁船がロシア国境警備隊のヘリコプターから銃撃された問題で、2隻の「衛星通信漁船管理システム」(VMS)で記録が途絶えていたのは4時間半ほどだったことが2日、第1管区海上保安本部(小樽)の調べで分かった。

     VMSとは別に運用していた衛星利用測位システム(GPS)の記録も残っていなかったことが判明しており、1管本部は、2隻が指定区域外で漁をしていたことを隠す目的があった疑いもあるとみて調べている。

     1管本部によると、VMS記録は通常、30分間隔で受信されるが、2隻が銃撃された1月29日は第58孝丸が午前8時29分~午後1時8分、第63清美丸が午前8時35分~午後1時7分まで記録が空白になっていた。銃撃があったのは午後1時15分ごろ。

     2隻は、日ロ政府の双方が管轄権に触れず、ロシア側に自然保護の協力費を支払って北方四島海域に入る「安全操業」で漁をしていた。

     道によると、安全操業の指定区域外での操業は道海面漁業調整規則違反にあたり、通常14日程度の停泊処分が科される。

      【共同通信】