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人体標本展「Our Body」に禁止命令 |
現在パリで開催中の展覧会「Our Body」に対し、フランス裁判所が、08年に新しく制定された死体の処置に関する法律に反するものとして、中止命令の判決を下しました。判決から24時間以内に標本をすべて撤収しなければ、1日あたり2万ユーロ(約250万円)の罰金を支払うように命じられていますが、主催者側はこの判決を不服として上訴する意向を示しました。
2月22日からマドレーヌ寺院脇のEspace 12 Madeleineで開催されているこの展覧会は、中国の医療財団によって発案・開発された本物の人体標本17体を通じて、解剖学的、教育的な見地から人体のメカニズムや謎を紹介するもの。しかし、皮や肉がはがされ、骨や筋肉、内臓などがむき出しになった標本について、「人権の侵害である」と2つの人権団体が訴え、今回の中止命令に至りました。 また、標本を手がけた香港の製作者たちは、「17体すべての標本は、生前にきちんと承諾を得た人だけ」と発表していますが、それを疑う声も上がっているようです。1週間後に新たな判決が下される予定です。(2009-04-24)
「Our Body」の様子が見られるビデオ(公式サイト、音が出ます。苦手な方はご注意を!)
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