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2010年2月3日(水)
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HOME>>最新ニュース一覧>>【詳細】 Kyoto Shimbun 2010年1月28日(木)
河原町阪急、今秋閉店へ
34年の歴史に幕
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今秋の閉店が決まった四条河原町阪急(京都市下京区)

 阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは28日、京都市下京区の百貨店「四条河原町阪急」の営業を今秋で終了すると発表した。1976年の開店以来、京都市中心部で若者向けファッションをリードしてきたが、消費低迷で業績不振に歯止めがかからず、34年の歴史に幕を閉じる。

 百貨店業界は2008年秋以降の不況で売り上げ減が続き、西武有楽町店(東京都)が閉店を決めるなど撤退が相次いでいる。京都市内の百貨店の閉店は07年2月の近鉄百貨店京都店以来となる。

 中京区のホテルで記者会見した新田信昭・阪急阪神百貨店社長は「断腸の思いだが、売り場面積の狭さがネックとなり収益改善を見込めないと判断した」と説明した。勤務する正社員40人は他店に配置転換する。H2Oの別子会社が運営する7、8階のレストランフロアは営業を継続する。

 同店は四条河原町南東角の住友不動産所有のビル地階から6階までの8900平方メートル。京都高島屋(約4万7千平方メートル)や大丸京都店(4万6千平方メートル)に比べ小規模だったが、開店当初から若者向け先進的ファッションで人気を集めた。1991年度の売上高171億円をピークに売り上げが低迷。周辺で低価格の衣料店進出も相次ぎ、本年度売上高は50億円を割り込み、営業赤字5億円の見通しという。阪急撤退後のテナントは未定。
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