2009年3月20日

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■ DVD Shrinkの設定とFAQ

DVD ShrinkでDVDコピー2層DVDを1層DVD-Rサイズに映像を圧縮する為のトランスコーダー。リッピング機能も付いているが2004年に開発停止している為最新のコピーガードを除去する事ができず、オマケ機能だと思ったほうがいい。フリーソフトだが、トランスコーダーとしては画質の良さや機能面で有料ソフトをしのぐ性能を有し、今でもNO.1トランスコーダーと言っていい。トランスコード後にDVD Decrypterを呼び出す機能を機能を持っており、自動でライティングが可能。

 ●DVD Shrinkでリッピングできない。
 ●DVDを読み込むと解析できずにフリーズする。
 ●RCEプロテクションのメッセージが出た。
 ●エラーが出て続行できない。
 ●DVDShrinkのトランスコード速度を上げたい。
 ●DVDShrinkの画質を上げたい。
 ●DVD Shrinkのキャッシュはどこにたまるの?
 ●DVD Srinkで作成したISOファイルの消し忘れに注意
 ●DVD Shrinkで4.37GBに圧縮できません。
 ●DVD Shrinkの設定について
 ●DVD再生時に、英語音声と日本語字幕表示をデフォルトになるようにしたい。
 ●出力先デバイスの選択に「ISOファイルを作成し、DVDDecrypterで書き込む」が表示されない。
  
  

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DVD Shrinkでリッピングできない。

・DVD ShrinkはVer3.2.0.16で開発が終了しています。ARccOSやRipGround等の新コピープロテクトが組み込まれたDVDはリッピングする事はできません。DVD Fab DecrypterAnyDVDでリッピングして下さい。当サイトでは、DVD Fab HD Decrypterと組み合わせたコピー方法を紹介しています。

・「巡回冗長検査エラー(CRC)エラー」が表示される場合は、新プロテクトが組み込まれているDVDである可能性が高いです。また、DVDが汚れている場合でも同様のエラーとなります。DVDをキレイに拭いても改善されない場合は、他のリッパーを使用して下さい。

Shrinkでリッピング不可能なプロテクト。ジャンピングボーイの特徴。]

ShrinkでDVDを開くと、「非参照素材」が表示されます。その中のVTSをプレビューすると、左図のような半袖短パンのお兄さんがジャンプしてる映像が再生されます。(映像が再生されない種もあります。)

「非参照素材」が表示された場合は、「スティルピクチャ」にするとリッピングできる場合がありますが、AnyDVDなど最新のリッピングソフトを使ったほうが良いでしょう。

DVDを読み込むと解析できずにフリーズする。

 

BadSectorプロテクト入りのDVDを読み込ませるとフリーズする場合があります。 Ctrl+Alt+DelキーでタスクマネジャーからDVD Shrinkを終了し、AnyDVDか DVD Fab HD Decrypterでリッピングして下さい。

RCEプロテクションのメッセージが出た。

RCEプロテクトが含まれるDVDを読み込んだ際に上図のメッセージが表示されます。

 リージョンコードプロテクトは日本のDVD(リージョン2)を日本のプレーヤー(リージョン2)でしか再生できなくするプロテクトなのに対して、RCEプロテクトはリージョンフリーのプレーヤーで再生できないようにするプロテクトです。RCEプロテクトを解除する為には、上図の用に「リージョンを指定する」「2West Europe,Japan,South Africa」に設定します。市場にはマイナーメーカーのリージョンフリープレーヤーが多く出回っていますが、これらのプレーヤーで再生できるようになります。

エラーが出て続行できない。

              

VOBに無効なデータがあります。」エラーは、DVDのファイル構造に異常がある時に表示されます。

リッピングに失敗している可能性が高いです。

DVDShrinkのトランスコード速度を上げたい。

トランスコードはCPUの性能に依存します。速度を上げたければCPUを高クロックのもの、マルチコアのものに取り替える以外に方法はありません。CPUの交換はケースByケースですが、マザーの交換を伴う大掛かりな改造が必要な場合がほとんどです。自作PC以外の方、特にノートPCユーザーの方はPCを高性能なものに買い換えるしか方法はありません。

メモリの増設をしてもトランスコード速度には寄与しません。

DVDShrinkの画質を上げたい。

設定によって2パストランスコードする事ができます。トランスコードする前に詳細な分析を実施し、ターゲットサイズを正確にすると共に画質を最適化する効果があります。ただし、通常のトランスコードの約2倍の時間がかかります。

トランスコードする際に「バックアップ!」ボタンをクリックして表示されるメニューの中に「品質設定」タブがあります。

ここで、「品質を向上させる為・・・」にチェックを入れます。
また高品質適応性エラー保障・・・」にもチェックを入れます。

デフォルトでは「シャープ」になっていますが、「MAXシャープネス」、「シャープ」、「スムース」、「MAXスムースネス」の 4段階の選択が可能になっています。サイト管理者は、デフォルト設定のシャープにしています。

DVD Shrinkのキャッシュはどこにたまるの?

DVD ShrinkでDVDを読み込んだ時に「分析中」と表示されてDVDの内容が解析されますが、同じDVDを再度読せると待ち時間無く解析が終了します。これは、一度読み込んだ事のあるDVD情報をShrinkがキャッシュとしてPCに保存する為です。このキャッシュは、同じDVDを読み込む手間を省く為のものですが、一度ShrinkにかけたDVDをまた読み込む機会も少ないものです。PCにはどんどん無駄なファイルが溜まっていくので定期的に削除しましょう。

      

キャッシュは下記の場所に保存されています。

      

DVDShrinkフォルダを開くと自分が何枚ShrinkにDVDを読ませたかがよく分かります。決して馬鹿にできないファイルサイズになっているのではないでしょうか?

DVD Srinkで作成したISOファイルの消し忘れに注意

DVD ShrinkでISOファイルを作成した場合や、「DVD Decrypterで書き込みする」を選んでライティングしている方は、PC上に4.37GB相当のISOファイルが残ります。ライティングした後もShrinkは自動で削除してくれないので自分で削除する必要があります。上記のキャッシュホルダとは比べ物にならない程大きなファイルなのでライティングした後にISOファイルを使う予定がない場合は忘れずに削除しましょう。

DVD Shrinkで4.37GBに圧縮できません。

DVDShrinkは、音声ファイルに変更を加えず映像のみをトランスコードする為、リニアPCMやDTSなど大容量の音声ファイルが含まれるDVDを圧縮しきれない場合があります。この対処方法としては、

などがあります。サイト管理人はメディアの値段も手ごろになってきたので「片面2層8.5GBのメディアにライティングする」のをおすすめします。

DVD Shrinkの設定について

DVD Shrinkのメニューの「編集(E)」→「各種設定」を選ぶと、5種類のタブに分かれた設定画面が表示され、設定ができます。デフォルトでも問題ありませんが、注意ポイントをいくつか説明します。


■「各種設定タブ」

目標のDVDサイズ
通常は4.7GBに設定しておきます。トランスコードの際に4460MBを目標にサイズダウンを行います。

品質の悪い激安メディア等を使用する場合は、DVDの外周側の品質が悪い傾向がありますので「Custom」にして4300MB程度に落とすのも有効だと思います。

微小なサイズの音声/字幕ストリームを隠す
チェックを入れると、音声/字幕の選択画面でわずか数kByte以下の音声字幕ファイルを表示しなくなります。表示されない音声字幕は削除する事ができなくなります。

マルチタスクを優先する
トランスコードをしながらPCで他の作業をする場合はチェックを入れておくとよいでしょう。ただし、速度は若干遅くなります。


■「プレビュー」タブ
DVD ShrinkはDVDを読み込む時やトランスコードを行う際にDVDの簡易的な映像を表示しますが、このプレビュー映像に関する設定です。

プレビュー映像が表示されるのであれば、特に設定を変える必要はありません。

ビデオと音声のプレビューを有効にするのチェックをはずすと映像は表示されなくなりますが、若干トランスコード速度が向上します。いずれの設定にしても、DVDの仕上がり品質には影響しません。


■「出力ファイル」タブ
マクロビジョンプロテクションの除去にチェックを入れるとアナログマクロビジョンコピーガードをとり除きますが、法律に違反する可能性があります。個人の判断にお任せします。

VOBファイルを1GB単位に分割するはチェックを入れましょう。
P-UOPsは、除去すると、メーカーロゴや警告画面等、チャプター送りが出来ない制限を取り除いてくれます。

LayerBreakの除去は、1層と2層の切り替えポイントのIFO記述を削除します。Shrinkは1層にするのが目的のソフトですからLayer Breakは除去する設定にします。

有効にしたストリームの理論的マッピングは、音声を削除した場合に不整合になるストリームの番号を修正しますが、チェックしてもしなくても、修正できるDVDとできないDVDがあります。(フォーラムにも記載あり。)不具合が出る場合もある為、チェックを外します。


■「ストリームの選択」タブ
ある意味ここのセッティングは最も重要です。
DVD ShrinkでDVD-Videoファイルを読み込むと、音声と字幕の選択画面が出てきますが、「どの音声と字幕にあらかじめチェックを入れておくか」をここで設定します。

サイト管理人は左図のように、「全て」にしておき、実際にDVDを読み込んだ時に全ての音声字幕にチェックが入るようにしています。

で、トランスコードの際にいらない音声字幕をじっくり選んでチェックを外します。

「英語音声」とかにしておくと、DVDを読み込んだ際に日本語音声にはチェックが入らなくなります。チェックを入れ忘れてそのままトランスコードするともちろん日本語音声は無くなります。「削除し忘れたもの」は後からでも削除できますが、「入れ忘れた」ものを後から追加するのは困難です。
  
サイト管理人は、あえぎ声の入っていないエロDVDを作ってしまった苦い経験から、「全ての言語」の選択おすすめします。


■「ファイルI/O」タブ
ファイルI/Oタブは、リッピング時の設定を行いますが、デフォルト設定のままにしています。

いろいろいじってみてもリップ速度に変化はみられません。

ライティングソフトのNeroをお持ちの方は、Neroを使用した書き込みを有効にするにチェックを入れておくと、Neroとの連携したライティングができるようになります。


DVD再生時に、英語音声と日本語字幕表示をデフォルトになるようにしたい。

メニューも含めたフルバックアップではデフォルトの設定を変えられませんが、「再編集モード」でメインムービーを抜き出した(メニュー無し/特典無し)場合にデフォルトの音声/字幕が指定できます。

編集ウインドウに入れたタイトルを右クリックして設定します。こちらの方法を参照して下さい。

また、再生するプレイヤーによっては強制的に日本語音声/字幕無しにしてしまうタイプもありますので、Shrinkでデフォルトを指定しても実際には変更できない場合があります。

出力先デバイスの選択に「ISOファイルを作成し、DVDDecrypterで書き込む」が表示されない。

「バックアップ!」ボタンを押すと上図の出力先デバイスの選択画面が表示されます。トランスコード後のファイル出力方法を選択しますが、「ISOイメージファイルを作成し DVD Decrypterで書き込む」が表示されない場合は、DVDDecrypterがインストールされていないか、お使いのDVDドライブが、DVDの書き込みに対応していません。残念ですが、DVD書き込み可能なドライブを購入しましょう。書き込みの甘いスリムドライブは避け、5インチベイサイズの外付けドライブを追加しましょう。








 

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