韓国軍:「機動戦団」創設、大洋海軍時代の到来(下)

 現在、第7機動戦団は海軍初のイージス艦「世宗大王艦」、忠武公李舜臣(イ・スンシン)艦など4500トン級の韓国型駆逐艦6隻を合わせ、計7隻の大型水上艦で構成されている。韓国海軍が保有する艦艇の中で最も大きく、強力な戦闘艦がすべて属している。第7機動戦団は71・72の2戦隊に分かれ、釜山および鎮海海軍基地に配備される。今年8月にイージス艦2番艦「粟谷李珥(イ・イ)艦」が実戦配備されれば、各戦隊はイージス艦1隻、4500トン級駆逐艦3隻で構成される。2012年に配備されるイージス艦3番艦、2019年から2026年にかけて戦力化される5600トン級のミニ・イージス艦「KDX2A」6隻も、機動戦団に属することになるとされる。

 さらに、2014年に済州海軍基地が完成すれば、第7機動戦団はこの済州基地を母港として、済州島南方の東シナ海や南シナ海でも本格的な遠距離作戦能力を備えることになる。海軍関係者は、「機動戦団の本格的な作戦のためにも、済州海軍基地の建設を迅速に行わなければならない」と語った。海軍はもともと、2-3の機動戦団で構成される「(戦略)機動艦隊」を目標としてきたが、予算問題や陸・空軍のけん制などにより、時期が遅れている。

 なお、第7機動戦団の初代戦団長には、イ・ボムリム中将(海士36期)が任命された。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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