大阪、新しい「食の都」目指す 推進会議が行動指針大阪商工会議所や自治体などでつくる「食の都・大阪」推進会議(松本孝代表)は2日、和食、洋食、中華料理など料理の枠を超えた新しい大阪らしい食の在り方を目指し、料理人の行動指針となる「食の都・大阪スタイル宣言」を発表した。 宣言発表会は、高級料亭「高麗橋吉兆」(大阪市中央区)の能舞台で行われ、バルセロナ五輪銅メダリストの奥野史子さんも出席。宣言を祝って大阪風のだしを利かせた「からすみのわん」が振る舞われた。 宣言は、大阪の食のスタイルを「すべてはお客様が楽しく味わうために」と定義。季節感やだし、素材にこだわること、値打ち感や客とのコミュニケーションを大切にすることなど7項目を努力目標に掲げている。 松本代表は「宣言は、先達が残したDNAを受け継ぎ、新しい大阪の食のスタイルを示した。大阪の食事をよりおいしく味わってほしい」とあいさつした。 同会議では今後、宣言を実践する料理店のガイドブックも出版する予定だ。 【共同通信】
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