期待していた米国排出権取引は、しばらくお預けとなる可能性もあります。2月1日に発表されたオバマ大統領による予算教書において、排出権取引に関する歳入計上が見送られてしまいました。 しかしながら、予算を組む場合は、保守的に固めの数字で見積もるのが筋ですので、必ずしも悲観的になる必要はないと思います。オバマ大統領も27日の一般教書演説で、包括的なエネルギー・温暖化対策法案の可決を議会に求めていますので、引き続き、上院での審議結果を待ちたいと思います。昨年のCOP15は芳しくない結果となりましたが、米国が排出権取引を本格化すれば、それが世界のスタンダードとなります。 ◆「[ワシントン 1日 ロイター] オバマ米大統領は1日、2011年度(2010年10月─2011年9月)予算教書を発表した。(中略) 賛否が分かれているキャップ・アンド・トレード(温室効果ガス排出枠の一部取引)については、当初予算に盛り込まれる予定だった6460億ドルの歳入計上が見送られた。同条項を含む環境関連法案の議会通過は難しいとの見方を反映したものとみられている。」(10/02/02 ロイター)http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-13658020100201?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&pageNumber=2&virtualBrandChannel=0 ◆「[ワシントン 27日 ロイター] オバマ米大統領は27日、一般教書演説で、包括的なエネルギー・温暖化対策法案の可決を議会に求めた。 法案には「キャップ・アンド・トレード」方式の排出量取引導入などが盛り込まれている。下院は昨年6月に可決したが、上院では審議が難航している。 大統領は、次世代のクリーンな原子力発電所を建設する必要があると主張。海底油田・ガス田の開発についても厳しい決断を下す必要があると述べた。」 (10/01/28 ロイター)http://jp.reuters.com/article/jpEnvtNews/idJPJAPAN-13576320100128 |
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