2010年2月2日 19時1分更新
岡山県で初めて性犯罪を審理する裁判員裁判が3日から始まるのを前に、2日、裁判所に呼び出された候補者の中から6人の裁判員が選ばれました。
岡山県で初めて性犯罪を審理する裁判員裁判は、県内に住む無職の松永圭史被告(33)が県内の路上で帰宅途中の10代の女性に顔や頭を素手で殴る暴行を加えたうえ、わいせつな行為をしたとして強制わいせつ致傷の罪に問われているものです。
審理を前に、2日午後から裁判員を選ぶ手続きが非公開で行われ、裁判所に集まった31人の候補者の中から6人の裁判員と4人の補充裁判員が選ばれました。
性犯罪の裁判員を選ぶ手続きをめぐっては、犯罪被害者の支援団体が被害者の個人情報を特定されないように裁判所が配慮することを要望しています。
裁判所によりますと、2日の選任手続きでは候補者に事件の説明をする際、被害者の現在の年齢や居住地、犯行場所の番地名などの詳しい情報をふせたほか、2日のすべての説明内容について口外しないよう求めたとということです。
審理は3日から3日間の日程で開かれます。