2010年2月2日 19時1分更新
ことし3月に閉鎖される予定の倉敷市にある県の施設「水島サロン」について、倉敷市議会の委員会が施設の存続を求める請願を採択したことを受け、市議会の議長らが2日県庁を訪れ、県の支援を求めました。
「水島サロン」は、地域の人がスポーツや交流を行う場として、岡山県が倉敷市に設置した施設ですが、赤字経営が続いているため、財政再建を進める県ではことし3月に閉鎖することを決め、倉敷市が施設の運営を引き継ぐ方向で、県と市の間で協議が行われています。
倉敷市議会の委員会で1日、施設の存続を求める請願を採択したことを受け、市議会の大橋賢議長らが2日県庁を訪れ、岡山県の古矢副知事に施設の存続に向けて支援を求める要望書を手渡しました。
このなかで、市議会としては、施設が安定的に運営できるよう県に対し、財政面で最大限の支援を求めています。
これについて、古矢副知事は「条件については現在、倉敷市の執行部と最終協議中だが、施設の存続に向けて努力していきたい」と話しています。