節分を前に、赤鬼のお面を手にする野口さん=NASA、宇宙機構提供
赤鬼のお面をかぶり、「豆まき」をする野口さん=NASA、宇宙機構提供
ひと足早く、宇宙で「鬼は外」――。節分を前に宇宙航空研究開発機構は1日、飛行士の野口聡一さん(44)が、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で豆まきをする写真や動画を公開した。野口さんは赤いシャツに鬼のお面をかぶって、赤鬼に変身。豆に見立てたカラフルなチョコレートを、左手で前に向けてそっとまき、「福は内」を願った。
無重力状態のため、「豆」は落下せずに四方八方へゆっくりと飛び散り、画面の外へ消えていった。宇宙機構は「なぜ鬼自身が豆をまいているのかは聞かないで欲しい」としている。
このほか、野口さんが「きぼう」内に設けられた個室を紹介したり、掃除や散髪をしたりする様子も公開された。宇宙機構のHP(http://iss.jaxa.jp/library/index.html)で見られる。ただし、「豆まき」は3日公開の予定。(東山正宜)