現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. 相撲
  4. 記事

安治川親方、貴乃花親方への投票認める 退職の意向

2010年2月3日0時48分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:貴乃花親方に投票したことを明らかにした安治川親方=2日午後11時33分、東京都江東区の大嶽部屋貴乃花親方に投票したことを明らかにした安治川親方=2日午後11時33分、東京都江東区の大嶽部屋

 大相撲の安治川(あじがわ)親方(36、元幕内光法=こうぼう)が2日、日本相撲協会の理事選挙で、所属する立浪一門の候補者ではなく、初当選した貴乃花親方(元横綱)に投票したと公表した。安治川親方は「一門に迷惑をかけた」として、3日に協会に退職届を出す意向を示した。

 安治川親方は立浪一門の伊勢ケ浜部屋の現役関取安美錦から年寄株を借りており、宮城野部屋で部屋付き親方として指導していた。事前の会合では立浪一門の現職理事だった大島親方(元大関旭国)に投票する約束だったと見られ、この票が貴乃花親方に流れたことが大島親方の落選につながった。立浪一門からはもう1票が、貴乃花親方に流れた模様だ。

 安治川親方はこの日開かれた一門会で、貴乃花親方に投票したことを一門内の親方らに伝えたという。安治川親方は「角界を変えて欲しいと思った」と支持した理由を説明。選挙前には貴乃花親方を含め、誰にも伝えていなかったといい、「最後まで迷った。自らけじめをつける覚悟だった」と、退職覚悟で投票したことを明らかにした。

 1日の理事選挙では、当初貴乃花親方の持ち票は7票で苦戦が予想されたが、3票が上積みされた結果、貴乃花親方が当選した。

検索フォーム
キーワード:

朝日新聞購読のご案内