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インターネット時代の子どもはビタミンD不足に注意、骨形成不全のおそれ 英研究報告

  • 2010年01月24日 13:50 発信地:パリ/フランス
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香港で開かれたアニメ・漫画・ゲームのイベント「Ani-Com and Games Hong Kong」のコンピューターゲーム・コーナーを訪れた子どもたち(2008年8月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mike CLARKE

【1月24日 AFP】パソコンに何時間もかじりついている子どもは慢性的なビタミンD不足が原因で足の骨の変形や成長不全を引き起こす「くる病」になるリスクが高まる――英国のニューキャッスル大学(Newcastle University)のサイモン・ピアース(Simon Pearce)氏が率いる医学研究チームは22日、このような研究結果を発表した。

 最近の子どもは昔と比べて屋外で過ごす時間が少なくなり、代わりにパソコンで遊ぶ時間が増える傾向にあるため、現代っ子のビタミンDのレベルは昔よりも低くなっているとピアース氏は指摘する。

 英国、特に北部では、成人の約半数は冬から春にかけてビタミンD不足の状態となり、6分の1は極めて深刻なビタミンD欠乏症になるという。その結果、心臓病、2型糖尿病、数種のがん、骨軟化症などになるおそれが生じる。

 この傾向は、パソコンを長時間使用する子どもが多いほかの先進国にもあてはまると研究チームは考えている。

 ビタミンDのレベルを上げるには、屋外で太陽の光をたっぷり浴びればよいが、これを実行すると逆に皮膚がんのリスクが高まるおそれがある。このほかの対策として、食事に気を配ることが挙げられる。くる病を防ぐビタミンDは、シャケやサバ、イワシ、ニシンなどの魚に多く含まれている。(c)AFP
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