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「私はメールで代表辞めた」 小沢氏進退問題で前原国交相チクリ

2010.2.2 21:12
記者会見する前原国交相=2日午後、国交省記者会見する前原国交相=2日午後、国交省

 民主党の小沢一郎幹事長が土地購入事件で刑事責任を問われた場合に幹事長を辞任する考えを示唆したことを受け、前原誠司国土交通相は2日夕の記者会見で「私もメール問題などで自ら判断して(民主党)代表を辞めた。責任ある立場の方は自分の判断が大事だ」と述べ、幹事長辞任を暗に求めた。

 前原氏は「私も現時点では幹事長の続投に賛成だ」としながらも「新たな局面が生じた場合は自浄能力を発揮する必要があるのではないか」と述べた。

 千葉景子法相は「政治家のみならず、やはり刑事責任を問われることは重い」と発言。渡部恒三元衆院副議長は「(幹事長辞任は)当然のことだ。場合によっては議員辞職もあるな」と指摘した。社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は「(小沢氏は)政治家として国民に説明責任を尽くすべきだ。国民はちゃんとした説明を聞きたいと思っている」と述べた。

 一方、鳩山由紀夫首相は2日朝、小沢氏の責任論について「検察が捜査しているので冷静に見守ることが大事だ。今日までの小沢幹事長の活動を考えれば当然、小沢幹事長に選挙も仕切ってもらいたい」と小沢氏に続投を求める考えを強調。2日夜には「(続投は)今の段階での話だ。(起訴された場合など)仮定の話に答える必要はない」と微妙に修正した。

 また、首相は2日の衆院本会議で「検察の捜査による(疑惑)解明も処分も定まらない段階で、自浄能力を声高に叫ばれることは適切でない」と述べた。

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記者会見する前原国交相=2日午後、国交省

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