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「受注額少ない。談合で他の工事を」胆沢ダム業者ら証言(2/2ページ)

2010年2月2日15時0分

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 陸山会の土地取引事件では、胆沢ダム工事を下請け受注した中堅ゼネコン「水谷建設」元役員らが、04年と05年に計1億円の裏金を小沢氏側に渡したと供述しているため、特捜部が土地代金の一部に裏金が含まれている可能性があるとみて調べている。

 大型公共工事の中でダム工事は、「完成まで長年カネがつき、追加工事も生じるので業者にはおいしい商売だ」(宮城県幹部)とされる。

 近年は公共事業の削減が続いているため、相対的に「うまみ」が増しているという。東北地方ではこの10年間で公共事業が約6割減少。その一方で産業転換が進まず、建設業に携わる人の割合は高止まりしている。このため、ダム工事の受注業者になれるかどうかが死活問題だという。

 鹿島幹部は「小沢事務所とは何も関係ない。談合など法に触れることはありません」としている。(橋田正城、乗京真知)

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