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米軍実弾射撃訓練:日出生台で始まる 反対派住民、キャンドルで文字--玖珠 /大分

 ◇平和の願い込め

 在沖縄米海兵隊の訓練が始まった日出生台演習場。この日、実弾射撃訓練自体は、天候不良のため中止となったが、訓練に反対する住民らでつくる「ローカルネット大分・日出生台」のメンバーが、演習場を見渡せる玖珠町日出生の高台にある小屋から監視を続けた。

 演習場は早朝から雨が降り続き、霧で包まれた。住民らは午前7時前から監視を始めた。午前8時半ごろには米軍のものと思われる車両数台が配置された。その後気象観測用とみられる気球を数個あげた。同ネットの浦田龍次事務局長は「このまま2週間霧で演習が中止になってほしい」と話した。

 午後6時からは、住民らが「基地や演習場のそばに住む一部の人だけに負担を負わすことなく、すべての人が平和を実感できる時代を」との願いを込め、近くの畑に、ろうそく約500本で「PEACE for PEOPLE」という言葉を形作った。【高芝菜穂子】

毎日新聞 2010年2月2日 地方版

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