不審死、異変当時?に不審な通話 偽装工作の可能性も鳥取県の連続不審死で、死亡した電器店経営円山秀樹さん=当時(57)=に異変が起きていたとみられる時間帯に、円山さんの携帯電話が使われた記録があることが2日、遺族への取材で分かった。 鳥取署捜査本部は、元スナック従業員上田美由紀容疑者(36)=円山さんに対する強盗殺人容疑で逮捕=が円山さんの生存を装って偽装工作をした可能性があるとみて捜査している。 遺族らが入手した円山さんの携帯電話の発信記録によると、昨年10月6日午前9時半に20秒間の通話があった。通話先は上田容疑者の元交際相手で、円山さんに上田容疑者を紹介した男性だった。 午前9時から9時半ごろの間には事件現場の鳥取市の摩尼川近くに円山さんの車が放置されているのが目撃されている。また、上田容疑者と同居している男(46)=詐欺罪などで起訴=が弁護人に説明した内容によると、摩尼川に向かう前に男が上田容疑者に呼び出されて合流した際、円山さんは既にぐったりして眠そうだった。 このため捜査本部は、午前9時半には円山さんは睡眠導入剤を飲まされて意識の混濁した状態だったか、殺害されていた可能性もあるとみている。 【共同通信】
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