大分放送局

2010年2月2日 14時0分更新

米軍の実弾射撃訓練始まる


天候不良のために1日中止された大分県の日出生台演習場の在日アメリカ軍による実弾射撃訓練が、2日から始まりました。

大分県にある自衛隊の日出生台演習場では沖縄に駐留しているアメリカ軍の海兵隊が、1日から実弾射撃訓練を行う予定でしたが1日は雨と霧のために中止されていました。
2日は雨がやみ、演習場周辺は晴れ間も出て午前7時には訓練の実施を知らせるサイレンが鳴りました。
そして午前10時すぎ、演習場内に白い煙が上がり、その後、ドーンという最初の砲弾の音が響き渡って4年ぶり7回目となる実弾射撃訓練が始まりました。
演習場を見下ろせる大分県玖珠町の高台には訓練に反対する住民グループが小屋を建てて訓練を監視していて実弾が発射された時間や数を記録していました。

訓練は10日間行われる予定で今回日出生台演習場では初めて、155ミリりゅう弾砲に加えて機関銃や小銃などを使った訓練も行われることになっています。

訓練に反対する住民グループの浦田龍次事務局長は「何回ここで発射音を聞いても、悔しいなという気持ちになります。引き続き、現場で監視を行いたいです」と話していました。