伊賀地域の3総合病院で実施中の2次救急輪番制で、伊賀市の角田康一副市長は1日、新年度以降に一定の受け入れ不能日が発生する可能性があると認めた。「来年度の日程を示さないといけない時期だが、今の状況では困難だ」と述べた。
内保博仁市長の定例記者会見に同席し、述べた。市立上野総合市民病院では今年度末、勤務医1人の退職が決定。市は県内外の病院に医師の補充を要請しているが、進展はないという。角田副市長は「今までは『何が何でも』と思っていたが、そういう(空白のある当番表を発表する)時期が来るかもしれない」と述べた。具体的な日数や対応策は「まだ考えられない」としている。【伝田賢史】
〔伊賀版〕
毎日新聞 2010年2月2日 地方版