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人体の不思議展
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東京展で初めて公開された全身標本。前からそれぞれ骨格系、循環器系、神経系、筋系を観察するためのもの。


全身骨格筋(弓を引く人)。よく発達した骨格筋が見られます。


脊髄と脊髄神経。背中側から脊髄硬膜まで開き、脊髄を剖出し、そこから出る脊髄神経を見ることができます。



  


自律神経系

神経は皮膚や筋肉だけでなく、内臓や血管にも広く分布し、器官の働きを調整する役割を演じます。いろいろな臓器と自律神経の結びつきを観察できる標本が展示。その他、脳の重さ体験コーナーや触れる全身標本などはやはり人気のようでした。



写真左は脳の重さ体験コーナー。予想と反するのか皆さん口々に「重い!」という反応。脳の重さはおよそ男性で1,300グラム女性で1,150グラムだそうです。写真右の触れる全身標本もつねに人だかりが。


今回取材に伺った9月25日には開催20日目にして、入場者数10万人を超えました。みなさんやはり自分の体に大きな関心を持っているようです。生きていた人間を標本として展示することに倫理的に問題があるのではとの声もゼロではないと思いますが、レポートの最初でも述べたように、今展に展示されている人体プラストミック標本は、すべて生前からの意志に基づく献体によって提供されています。そしてなにより、私たち人間の<からだ>への理解を深めることができる、貴重で有意義な機会となったのではないでしょうか。



 人体の不思議 [東京展]

 会期:2003年9月6日(土) 〜 2004年2月1日(日) 会期中無休
 ※好評につき約一ヶ月間会期延長 2004年2月1日(日)までの開催となりました
 時間:11:00〜20:00(最終入場19:30)
 会場:東京国際フォーラム 1階
 入場料:一般 1,500円、中学・高校 1,000円、小学生 500円
 ※17:00以降、入場割引有り。
 携帯サイトhttp://eee.eplus.co.jp/jintai/の画面を提示すると
 割引料金でチケット購入可能(2004年 1/16まで)。

 取材日:2003年9月25日(木)
 関連サイト:http://www.jintai.jp



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