2010年2月2日 16時11分更新
優れた文学作品に贈られる岡山市の坪田譲治文学賞に、さいたま市の作家、濱野京子氏の「トーキョー・クロスロード」が選ばれました。
坪田譲治文学賞は、岡山市出身の児童文学作家、坪田譲治の業績をたたえて、岡山市が毎年この時期に表彰を行っている文学賞で、去年8月までの1年間に刊行された単行本のなかから子どもから大人まで共感を呼ぶ優れた作品に贈られます。
岡山市では先月26日に賞の選考会を行い、その結果、さいたま市在住の作家、濱野京子氏(53)の「トーキョー・クロスロード」がことしの受賞者に選ばれました。
「トーキョー・クロスロード」は、思いを寄せていたかつての同級生と偶然出会い、その同級生と距離を縮めようとする女の子の高校生活を描いた青春小説で、背伸びをしながら成長していく若者の恋愛感情が描かれ、町のにおいや風景などをたくみに描写しているところが評価されました。
濱野氏は受賞について「自分なりに目指していた『大人も子どもも共有できる世界を描いた作品』として評価されたことにじわじわと喜びが込み上げています」とコメントしています。
坪田譲治文学賞の贈呈式は、今月26日に岡山市北区の岡山市民会館で行われます。