駅利用者は警戒せよ! キャリーバッグ衝突事故多発のワケ
2010/2/1 16:56写真を拡大
急激に増えたキャリーバッグ(写真と本文は関係ありません)(写真:夕刊フジ)
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[フォト]キャリーバッグを持った乗客が目立つJR新大阪駅
一昔前は空港やターミナル駅でしか見かけることがなかったキャリーバッグが、続々と街中に進出している。重い荷物を持ち運ぶには大変便利なものだが、その“副作用”にまで気が回らない利用者は非常に多い。
「そもそもキャリーバッグを使う人は男性に比べて背が低い女性が多く、より楽に運べるように目いっぱい低い位置で引きがちです。それによって、バッグの占める面積はさらに広がる。そばを歩く人は、まさかそんな位置をバッグが移動しているとは想像できないでしょう」
東京・上野のキャリーバッグ販売店スタッフは、利用者の実態をこう語る。最近は女性用や子供用のキャリーバッグも増え、おしゃれなアイテムとしても注目されている。だが、利用者らの危機意識は皆無だ。
それを実証するように、2004年に大阪府内で60代女性が足の指をけがする事故が初めて報告されて以降、国民生活センターには事故報告が相次いでいる。
「駅で前を歩いていた男性が突然立ち止まり、そのバッグにぶつかり転倒、救急車で病院に搬送され、全身打撲と診断された」(今年4月、東京都)、「新幹線から下車した際、前の乗客のキャリーバッグに足をとられ転倒。右足骨折と診断され入院した」(昨年3月、宮城県)
同センターでは、キャリーバッグは手提げバッグよりも歩行者が占める面積が大きく、込み合う駅などで接触につながっていると分析。4種類のバッグを使って測定したところ、身長152センチの女性の場合、足先からバッグの先端までの距離が1.56メートルに達すると算出した。これは、ほぼ大人1人分のスペースだ。
前出の店員も、「最近は携帯電話を見ながらキャリーバッグを転がす人も多く、非常に危険。車いすの利用者をキャリーバッグで転倒させてしまった事例もあるそうです。われわれも、キャリーバッグを販売する際には注意をうながしているのですが…」と嘆く。
一般に、人は後方の感度が鈍いとされる。便利なキャリーバッグがいつ何時、“凶器”に変わるか分からない。引く側もすれ違う側も十分に気をつけたいものだ。
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