民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が1月31日に小沢氏本人から2度目の事情聴取をしていたことが1日分かった。小沢氏が同日の記者会見で再聴取を認めた。小沢氏は会見で「刑事責任を問われる事態は想定していない」と断った上で「私自身が刑事責任を問われるということになれば非常に責任は重い」と明言。自身が刑事責任を問われる場合には幹事長辞任を含めて進退を判断する考えを初めて示唆した。
小沢氏の会見や関係者の話によると、再聴取は1月31日午後、東京都内のホテルで3時間余り、行われた。前回1月23日の聴取で生じた疑問点などについて、改めて確認を求めたとみられる。聴取の内容は、2004年10月の土地購入の原資のほか、虚偽記入された政治資金収支報告書の経緯、陸山会の資金移動などが大部分だったという。
(01日 21:08)