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小沢氏団体不透明会計:05年の4億円、小沢氏「関連団体側から」 再聴取で認める

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、小沢氏が実質的に運営する政治団体「改革フォーラム21」と同会との間で05年に4億円が出し入れされたとみられる資金移動について、小沢氏が東京地検特捜部の再聴取に、当時のフォーラムの会計責任者(故人)から預かった金だと供述していることが分かった。小沢氏は1月23日の最初の聴取の際には「知らない」と供述していたとされる。

 この4億円は05年3月、フォーラム側から陸山会の口座に入金され、同5月に全額が引き出された。当時のフォーラムの会計責任者は小沢氏の「金庫番」と言われた側近。陸山会の口座への入金は、当時の事務担当者で小沢氏の私設秘書だった同党衆院議員、石川知裕容疑者(36)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=が担当し、石川議員は「小沢氏から(入金を)頼まれた」と供述しているという。

 入金の目的は、04年11月の1万円札のデザイン変更に伴い、新券に交換するためだったとされる。

 4億円は陸山会の政治資金収支報告書には記載されていない。

毎日新聞 2010年2月2日 東京朝刊

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