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小沢氏本人の立件の可否を近く判断へ 再聴取受け東京地検
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が小沢氏から2度目の事情聴取をしていたことが1日、分かった。再聴取は1月31日に行われ、同月23日に行われた1回目の聴取内容の詳細や疑問点などについて、改めて説明を求めたとみられる。
特捜部は再聴取の内容を踏まえ、勾留期限を4日に迎える陸山会元会計事務担当の衆院議員、石川知裕容疑者(36)ら3人について刑事処分を下す方針。特捜部は告発を受けている小沢氏本人についても、立件を視野に捜査を進めており、近く最高検など上級庁と協議して立件の可否を判断するとみられる。
関係者によると、再聴取は31日午後、東京都内のホテルで約3時間にわたり行われた。前回同様、事前に黙秘権を告知した上での被疑者(容疑者)聴取で、供述調書も作成された。
小沢氏の弁護人によると、小沢氏は再聴取で、土地購入の翌年の平成17年3〜5月に陸山会に入出金された4億円の原資について「すでに死亡している知人から預かった現金だった。引き出してすぐに返した」と説明したという。
石川容疑者はこの4億円について「小沢先生から預かった」としていたが、小沢氏は1回目の聴取で「知らない」と話していた。