新風はまだ先?まずは“パイプ役”期待
貴乃花親方が新理事に就任し、武蔵川理事長は「新しい風が入った」と評する。しかし若手の改革派と呼ばれる37歳が、いきなり手腕を発揮することは難しい。
理事会の決定事項はすべて理事10人による多数決。新任理事が何かを提案しても賛同者がいなければ実現しない。今回の強行出馬にまゆをひそめる理事は多く、武蔵川理事長も「改革、改革というが何をやるんだ。もっと先輩の話を聞くべきだ」と不快感を示していた。
4日に決まる各理事の職務分担では要職を与えられない可能性が高い。空気を察してか、同親方は理事当選直後の記者会見で改革案を聞かれても明言せず「与えられた職務を全うしたい」と述べるにとどまった。
まず期待されるのは中堅、若手親方と協会幹部をつなぐパイプ役だろう。貴乃花グループの阿武松親方(元関脇益荒雄)は「わたしたちの代表として理事会に出て、意見を言ってもらうことが大事」と話す。
出羽海一門の30代の親方は「すぐに何かはできないが、今までと違う形で理事になったことが大きい。2年、4年、そして10年後に相撲界は確実に変わる」と分析した。
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