芸能プロダクション・ホリプロの創業50周年記念俳優オーディション「キャンパスター★H50withメンズノンノ」の決選大会が31日、都内で行われ、埼玉県出身の立教大学2年生・大野拓朗さん(21)が、グランプリに輝いた。発表の瞬間に涙をぬぐう姿は“ハンカチ王子”そのもので、加えて周囲からSMAP・木村拓哉(37)似といわれているという甘いマスクで、ほかの出場者を圧倒。次世代スター候補生に名乗りを上げた。
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グランプリで自分の名前が読み上げられても、表彰式が始まってもあふれる涙が止まらない。大野さんは、ズボンのポケットからハンカチを取り出し涙をぬぐった。何げないしぐさだったが、同い年の早稲田大学・斎藤佑樹投手(21)をほうふつとさせる姿-。まさに“ホリプロのハンカチ王子”誕生の瞬間だった。
ホリプロが藤原竜也、妻夫木聡、松山ケンイチに続く“次世代のスター”を発掘すべく、18歳以上の男子学生を対象に開催された俳優オーディション。グランプリの大野さんは、バスケットボールサークルに所属するコミュニティ福祉学部2年生。周囲から「キムタクに似ている、と言われます」といい、昨年の「ミスター立教大学」ほか、市立浦和高校時代にも3年連続で学内のミスターコンテストを制した“実力”の持ち主だ。
“キムタク似”の甘いマスクに“ハンカチ王子”ばりのしぐさ。2つの要素が合わさればもはや敵なし!?大会の実行委員長を務めたホリプロの五間岩ゆか氏(39)は「ツボを突かれました」と天性の魅力を高く評価。最終選考に残った10人が開設したブログでも、アクセス数で2位に4万以上の差をつけて1位を獲得。この日の審査でもほかの出場者を圧倒した。
「俳優、バラエティーなど幅広く活躍していきたい」と夢を語る21歳。あこがれの俳優は韓国のウォンビン(32)。今後は藤原竜也、綾瀬はるからが出演するホリプロ創業50周年映画「インシテミル」(今秋公開)への出演が決定しており、スターへのレールは盤石だ。