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貴親方、すがすがしく“運命の日”を

 理事選前日も淡々と土俵を見回る貴乃花親方=両国国技館
 理事選前日も淡々と土俵を見回る貴乃花親方=両国国技館

 日本相撲協会の理事選挙が2月1日、両国国技館で投開票される。初出馬の貴乃花親方(37)=元横綱貴乃花=は決戦を翌日に控えた31日、「すがすがしく明日を迎えさせていただこうと思います。土俵に上がる前と同じ。準備をして汗をかいて」と心境を語った。

 定員10人(外部理事を除く)に対し、現職8人に新理事候補3人を加えた11人が立候補し、投票権を持つ評議員は111人。当選確定ラインは11票で、二所ノ関一門を離脱した貴乃花親方は基礎票7で苦戦している。

 「初体験なので、緊張するかもしれません」と新人候補らしい率直な思いを吐露した同親方。ここまで「相撲界をより良くしたい」と決意表明したものの、具体的な政策は明らかにしてこなかった。この日も「相撲界のお役に立ちたいと思っていた。立候補することで形をつけられた」と語るにとどめた。

 一方、暴行騒動の渦中にある朝青龍については「現在の(私の)立場では何も判断できない。現状が明らかになることが望ましい」とした。責任の所在については「だれもその場にいたわけではないので、推測で話が進まないことを願っています」と慎重だった。

 1日は結果判明後、当選した10人に外部理事2人を加えて新理事会を開き、互選により理事長を選出する。

(2010年1月31日)





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