貴乃花親方が相撲協会理事に当選 苦戦の予想覆す

 日本相撲協会の評議員会で、理事選挙の投票に臨む貴乃花親方=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の評議員会で、理事選挙の投票に臨む貴乃花親方=1日午後、東京・両国国技館

 日本相撲協会の役員改選が1日、東京・両国国技館で行われ、定員10人(外部理事を除く)に対して11人が立候補した理事選挙で、元横綱で初出馬の貴乃花親方(37)=本名花田光司=が苦戦の予想を覆し、10票を獲得して当選した。理事選は4期8年ぶりに投票に持ち込まれ、111人の評議員の投票で争われた。

 大島親方(元大関旭国)が8票で落選した。

 相撲協会の改革を目指した貴乃花親方は立候補をめぐって所属していた二所ノ関一門と対立し、一門を自ら離脱。同親方を支持した6人も同一門から事実上の破門となった。一門の後ろ盾がないという異例の態勢で臨み、情勢は厳しかったが、票集めに成功した。

 この日のうちに新理事会を開き、当選の10人と外部理事2人の互選で理事長を決める。

(2010年2月1日)

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 日本相撲協会の評議員会で、理事選挙の投票に臨む貴乃花親方=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の評議員会で、理事選挙の投票用紙に記入する貴乃花親方=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の評議員会で、理事選挙の投票をする貴乃花親方(奥)=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の理事選で、投票を終えて席に戻る貴乃花親方(中央)=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の理事選のため、東京・両国国技館に入る武蔵川理事長=1日午前
 記者会見を終え一礼する貴乃花親方。左端は武蔵川理事長=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の理事選で投票する武蔵川理事長=1日午後、東京・両国国技館
 日本相撲協会の任期満了に伴う役員改選が行われる両国国技館に集まった報道陣=1日午前、東京都墨田区
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