ただ一つの願いが叶うなら
神にでも鬼にでも、身も心も捧ぐから ――あの子らに、未来を―― |
序 |
「飛影はあんたが束ねろ」 |
〜呪羅族の少女〜 |
短刀をふりかざすのは、やつれた女だった。 |
夢見た朝 |
「おいしいですかー?」 |
〜失われた契約〜 |
霞月の瞳は、いつしか痛みと怨嗟に揺れていた。
それでも心の内を吐露したのは、御影だったからか。 |
慚愧 |
「霞月、殺すな……」 |
〜怒れる天地〜 |
「だめです! |
跋 |
神を失った大地に、蒼穹が戻る。 |
※タイトルから物語に飛べます。 |