• The Wall Street Journal

「けじめ」「自浄能力」必要=小沢氏進退に言及−枝野、前原氏ら

  • 印刷 印刷
  • 共有:
  • ブックマーク:
  • 文字サイズ:

 民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題に関して31日、同氏と距離を置く同党の有力議員から、小沢氏に幹事長辞任を含めた「けじめ」を求める発言が相次いだ。小沢氏は幹事長続投への意欲を繰り返しており、同氏の進退をめぐり党内の駆け引きが活発化しそうだ。

 民主党の枝野幸男元政調会長は同日午後、さいたま市で講演し、「一定の国民の理解、納得が得られなければ、わたしたちが目指す政治を本当に実行しようとするなら、けじめをつけていただかないといけない」と述べ、資金管理団体の土地取引をめぐる事件で小沢氏が十分に説明できない場合は、幹事長を辞任すべきだとの考えを示した。

 枝野氏は「政治資金の出入りについて、おかしいと指摘されたら、納得できるような説明するのは政治家としての当然の責任だ」と強調した。

 前原誠司国土交通相も同日午後、京都市内で開かれた会合で、「新たな局面が生まれた時には、われわれは厳しく自浄能力を発揮しなくてはいけない。そうしなければ、何のために政権交代を起こして日本の政治を変えようという皆さんの大きな力をもらったのか、それに背く話になる」と述べ、事件の展開次第では、小沢氏に辞任を求めることもあり得るとの考えを示した。

 野田佳彦財務副大臣もNHKの番組で、「最終的には7月の参院選で、連立与党で勝利して安定政権をつくるのが大目標だ。そのために、どういう判断するのかを、その都度考えていくということだと思う」と述べた。 

[時事通信社]

Copyright @ 2009 Wall Street Journal Japan KK. All Rights Reserved

本サービスが提供する記事及びその他保護可能な知的財産(以下、「本コンテンツ」とする)は、弊社もしくはニュース提供会社の財産であり、著作権及びその他の知的財産法で保護されています。 個人利用の目的で、本サービスから入手した記事、もしくは記事の一部を電子媒体以外方法でコピーして数名に無料で配布することは構いませんが、本サービスと同じ形式で著作権及びその他の知的財産権に関する表示を記載すること、出典・典拠及び「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が使用することを許諾します」もしくは「バロンズ・オンラインが使用することを許諾します」という表現を適宜含めなければなりません。

 

  • メール
  • 印刷
  •  
  •  
日経225平均 10198.04 0.00 0.00
ダウ工業株30種平均 10,067.33 -53.13 -0.52
TOPIX 901.12 0.00 0.00
為替:ドル―円 90.13 90.18
原油 72.64 -0.75 72.89
*終値

投資に役立つ最新分析

日本版コラム〔1月29日更新〕

ビジネス英語 〔1月28日更新〕