2010年1月31日 19時4分更新
岡山市東区の西大寺観音院に伝わる伝統の「はだか祭り」がことしで500周年を迎え、31日この「はだか祭り」を始めた当時の住職の慰霊法要が行われました。
西大寺観音院の「はだか祭り」は数千人の締め込み姿の男たちが福を呼ぶ宝の木とされる2本の棒「宝木」を激しく奪い合う伝統の祭りです。
西大寺観音院では室町時代に祭りが始まって今年で500周年に当たるとしてさまざまな関連行事を行っています。
このうち31日は「はだか祭り」を始めた時に西大寺観音院の住職だったとされる「忠阿上人」の慰霊法要が岡山市東区古都南方の満願寺慈眼院で行われました。
まず、「忠阿上人」の石碑の除幕式が行われ、幕が取り除かれると忠阿上人の墓石の横にはだか祭りを始めたことを示す新たな石碑が現れました。
そして、本堂で「忠阿上人」の慰霊法要が西大寺観音院と満願寺慈眼院の2つの寺の住職たちによって行われました。
このあと境内では「はだか祭り」のデモンストレーションが行われおよそ70人の締め込み姿の男たちに向かって宝木に見立てた木が投げ込まれると、男たちは激しく奪い合っていました。
はだか祭りは2月20日に行われます。